Archive for 2006年5月

Giro de Italia

5月 28th, 2006

今年のジロは、バッソの強さを確認して終わったと言っていいだろう。

第1ステージ・個人タイムトライアルでいきなりトップタイムをたたき出したディフェンディングチャンピョン、パオロ・サボルデッリが輝いて見えたのもつかの間、チームタイムトライアルでバッソだけではなくチーム全体の力量を示して見せたCSCが全ステージにおいて常にレースを支配していたとも言える。 ヒンカピーを欠き、もう一つ強力なキャラクターがいないディスカバリーチャンネル。昨年よりは強力なメンツだったとはいえ、これが逆にサボルデッリの持ち味である「高速ダウンヒル」を殺していたかもしれない。下り坂でサボだけが抜け出し、逃げ切って勝つパターンをアシストがレースを制御し、最後にエースをゴールに放り込む、という自転車レースの「公式」が封じていたのではないかと思うのだ。
サボは花粉症で登りが踏めないんじゃないかという話もあったりはしたが、だったら5位になんか入れないでしょう。

前半のスプリントステージはことごとく我が家のヒーロー、ロビー・マキュワンが獲り、忍者っぷりを堪能させてくれたが、山はバッソのものだった。アタックを封じ込めるアシストの働きも見事なら、クネゴ、シモーニなどの山岳スペシャリストたちさえ付いていけないほどの登りをやってのけるバッソが面憎く思えるほどの強さだった。特に昨日の第20ステージは他の選手とは別の生き物ではないかとさえ思えた。しかし、我が家としては昨年の「優勝しちゃうかもプレッシャー」で腹を下してた君のほうが好きだぜ、バッソ君。

バッソ、ペリゾッティ、クネゴなどの若い世代が台頭してきたのに対して、シモーニ、ディルーカ、ベッティーニなどの「30代クラス」が切れが消えてきたのが寂しくはある。ヒンカピーが居てくれたらなぁ。オヤジの意地を見せてくれたのになぁ。

分割し、しかして征服せよ

5月 24th, 2006

前回のマーケティング101では4つのPについて触れましたが、今回はPerson-販路・商流のお話です。販路・商流の中で一番価値があるのは何でしょう?? もちろん、お客様です。 問題は「誰が」お客様なのかを見極めることです。

  • 最終消費者
  • 中間流通業者
  • 一般企業
  • 政府・自治体

以上の4つが一般的には「お客様」になるでしょう。で、誰をどうすりゃいいの?って話ですね。

話は横にそれますが、孫子だったかクラウゼヴィッツだったか忘れたけど「敵がまとまっているときに攻撃しちゃならん。」と言ってます。包囲戦をやるんだったら敵の3倍、正面攻撃をするなら敵の2倍の兵力が必要だ、とも言ってます。これを商売に置き換えると3倍ないしは2倍の、「兵力」つまり価格競争力(同じ値段なら2倍買える or 2倍の値段を払っても買いたいプレミアがある)、顧客認知(敵の倍の宣伝費を使う)、販路(敵の2倍のチャネルと在庫を持つ)と、文句無く勝てることになります。

しかしながら、皆さんご存知のようにそんなこたぁありえない。じゃぁどうするか、というと「分割し、征服する」ことになります。ここで登場するのが「セグメンテーション」です。

セグメンテーションも日本語にしてみましょう。「部分に分けること」です。同じ性質を持った”塊”に販路・商流を区別して、その部分でだけ「2倍の兵力」になるようにデザインすれば、総兵力で勝る敵にも勝てることになります。一旦獲った陣地を保持するには獲るための兵力の半分で良い訳ですから、こうやって少しづつ陣地を獲っていけばやがては敵も倒すことが出来るはずです。敵の妥当=市場の完全支配を望まないのであれば、その陣地をそのままの兵力で保っておけば、敵は今度はさらに2倍、当初そこを守っていた兵力の4倍を投入しなければ勝てません。そうすると他が手薄になって別の競争相手にやられてしまうかもしれないので、結局は敵は陣地の奪回をあきらめることになるでしょう。

では、具体的にはどのようにセグメンテーションを行えばよいでしょうか??

  1. デモグラフィック: 属性分析
  2. サイコグラフィック: 価値観分析
  3. ジオグラフィック: 地理分析
  4. One to One: 個別対応

上記の4つが通常使われるセグメンテーションの技法です。次回からはそれぞれの利点、欠点について述べていきます。

戦争論〈上〉 戦争論〈上〉 Price: ¥ 1,350

戦争論〈下〉 戦争論〈下〉 Price: ¥ 1,350

新訂 孫子 新訂 孫子 Price: ¥ 588

ちくしょう

5月 23rd, 2006

あ”−−−−−−−−−−−−−!!!!!!

それは俺のアイデアだぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!

こんちくしょぉぉぉ!!!!!!

悔しいなぁ。

アルファ版だけど公開しちゃおうかなぁ。

マーケティングとは、何か?

5月 16th, 2006

曰く「マーケティングは企業活動の根本を成すものであり、最も重要な活動である。」とか、「市場競争において自らの価値を差別化し云々」なんていうことをいっているモノの本とかありますが、そういうのって僕は嫌いだったりします。

Marketingという語は、Market=市場 ing=してると考えると根本が理解できます。そうです。「商売する」あるいは「商売に仕立て上げる」が正しい。

商売するときにどうするかなぁと考えてみてくださいな。「何を、いくらで、どうやって、誰に売ろうかな??」と分析的に考えるのが、マーケティングの大家であるフィリップ・コトラー先生。

  • 何を - Product: 製品
  • いくらで - Price: 価格
  • どうやって - Promotion: 宣伝
  • 誰に - Person: 販路

ね、簡単でしょ??

しかし分析的手法は競争環境の中だと細部の議論に陥りがちです。「こないだのキャンペーンでバカ売れしたじゃんか!!あれだよあれ!!」てな具合で、PromotionやPersonに力を入れっぱなしでライバルが市場ニーズを的確に反映した製品で”パラダイムシフト”を起こすのを許してしまったりするわけです。特に企業母体が大きくてこれらの要素活動が部署間で分断されている場合、あるいは極端に小さくて資金的余裕がない場合にはこういうこと - 木を見て森を見ない - が良く起こります。

「いやぁ、森だよ森!!」っていうのが、同じくマーケティングの大家であるセオドア・レビット先生。「鉄道会社の仕事は列車を走らせることではなく、顧客を移動させることだ」とか「顧客は3分の1インチのドリルが欲しいんじゃない。3分の1インチの穴が欲しいのだ」ってのは名言です。

しかし!! 森は木で出来ているので、これまた各部署の連絡がうまく行っていないと森を動かすのは至難の業です。

従って、分析的手法によっても、総論的手法によっても、マーケターの実務は如何に皆が納得する認識を作り上げるか、に成否がかかってきます。実際、これが仕事の90%を占めるといっても良いでしょう。これのために分析チャートとか、製品ライフサイクルとか、財務諸表とか、バランスシートとか、市場調査とかが発生するわけですね。

ここで問題なのは「どんだけ精緻に認識作りをがんばっても絶対に納得しない奴が居る」ってのが数学的に証明済みだってことです。ゲーデルという人が「不確実性の定理」というやつで証明しています。で、大体の場合に社内が納得する”認識”は社外が納得しない=売れないんですねぇ。

こういう図式なので、マーケティング/マーケターの仕事ってのはこう言えると思います。

社内調整に明け暮れる毎日のなかで市場を調べ上げ、モデルを組み立て、さらに社内調整と社外調整をしてモデルを実現し、お客さんに喜んでもらう仕事。

ほんとにね、仕事の9割は段取りと根回しなんです。

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宣言

5月 16th, 2006

このサイトはVoodoo Markeing Serviceと銘打っているのに、マーケティングの話がない。
なので、明日からは新カテゴリ「マーケティング101」を開始します。

するったらします。

玄箱Debian化

5月 15th, 2006

以下のサイトのお世話になり、我が家の玄箱はDebian化されております。

本来であればどういう手順・コマンドを使ったのかとか書いておくのがログとして良いのでしょうけど、ほとんど「大阪てきとー日記」さんのまんまなので、すいませんけど割愛。代わりに「玄箱とやらをLinuxサーバにするってのはどういうことなのよ??」っていう解説をひとくさりしておきます。

玄箱ってのはなんじゃらほい??

「玄人志向」というひじょーにオタクなブランドがありまして、いろんな製品を出してます。ここが出してるNAS(まぁ、ファイル共有が出来るサーバですね)キットです。

KURO-BOX NAS組み立てキット

キット、ってのはどういうことかというと、この箱に突っ込むハードディスクを別に買ってきて自分でえっちらおっちらと線をつなぎ、専用ソフトを使ってそのハードディスクにファイル共有用のソフトウェアを突っ込んで、ハイ出来上がりとなるわけですね。そこまでだったらデジカメの写真入れとくとか、MP3を突っ込んでおくのが順当な使いかたなわけです。 ところが、こいつが”ハック”出来ちゃうんですね。

もともとファイル共有用ソフトウェアがLinuxをベースにしていたこともあって、ちょちょいといじるとあっという間にいっぱしのサーバになってしまいます。普通は「自分のサーバが欲しい!!!」とか思わないわけですが、世の中にはいろんな人がいて「自分のサーバを持つことこそステータス!!」とか「サーバで遊ぶのってたのしーなー ウフフフ」って人にとっては2万円ぐらいで好き放題できるサーバが手に入ってしまうわけですね。

で、Linuxサーバ持ってると何が良いわけ??

ISPとかレンタルサーバの規約とかバージョンとか気にせず、自由にいろんなことが出来るのが一番・唯一の理由ですね。これをやるにあたって、どういう機材を使うか、というチョイスの時点で玄箱は結構コストパフォーマンスが高いわけです。250Gのスペースをレンタルで借りたりすると結構すごいことになるわけですが、玄箱サーバなら初期投資2万で済む。静的なHTMLベースのサイトだったら、もう何にも言うことないぐらいのパフォーマンスで動く。おまけにPCサーバ(最大で250-400W)に比べて玄箱(25W)はものすごく電気代が安い。

が、さすがにデータベースとか動かすと遅い - 中で動いてるCPUは下手すると炊飯器とかガス湯沸かし器を動かしてるのと変わらんレベルのものなので、荷が重い - ので、我が家ではメール&ファイルサーバとして動いてるわけです。こういう仕事だったらもう、必要にして充分。会社でも使えるぜ、ぐらいの勢いです。

メールサーバ立ててぇ!!とかありましたらお気軽にご相談ちょーだいな、と。

我が家のネットワーク構成

5月 15th, 2006

以前に「玄箱Linuxサーバ化が終了したのでそのうちまとめる」とか言っておきながらまったくまとめてないので、お茶濁しにネットワーク構成でも書いてみる。

[100M USEN 光]
       |
[  無線ルータ WEPで暗号化 ] – ポート転送でグローバルIP変換
  |             |     ← 無線区間
[無線/有線コンバータ] [クライアントPC2台]
  |                   ← 有線区間
[     スイッチングハブ     ] 
  |             |
[玄箱]           [FMV]

玄箱: Debian Sarge + Postfix + Mailman + NFSファイルサーバ
FMV: Debian Sarge + Apache + MySQL + PHP
無線区間: 802.11g WEP128bit暗号化
有線区間: 100M Eth接続

グローバルにつながるイーサネットケーブルがベッドルームに出ており、ここに無線ルータをおかざるを得ないが、サーバグループを一緒においてしまうと冷却用ファンがうるさくて眠れない、ということでサーバグループは私の書斎に設置し、無線/有線メディアコンバータを使って接続している。以前も書いたようにFMVも玄箱も非力であるが、メール系とWEB系を分担させることで一応無理なく動いているようである。

一応、としたのはFMV - 6年前に購入したB5サイズのノートPC - がやはり連続稼動はきついらしく「ノートPC用冷却ファン」ELECOM 冷え冷えクーラー B5ノート対応 SX-CL02SVをつけてやんないと熱ダレして止まるから。

そんなに無理させず、5-6万ぐらいで新しいPC買ってきたらどうだ?? という声が聞こえてきそうだが、あいにくとこれで充分稼動している。もう少しアクセスが増えたりとか、機能を増やしていって動きがだるくなってきたら考えさせていただこう。

ジロ・デ・イタリア2006 まきゅまきゅもうだめだ

5月 14th, 2006

昨日の山岳ステージが終わったところでまきゅまきゅは23分遅れの123位。「俺は山なぞ登らん!!」という態度はいさぎよいが、もう少し何とかならんのか。

でも好きだけどね。

プランチャーサイトオープンでございます

5月 10th, 2006

本能と体力のプランチャーチョップスティック Feat. シャンプーハッツのオフィシャルサイトを公開します。

http://www.plancherchopstick.com
http://www.plancherchopstick.com/i/

会員登録制です。登録すると写真が見れたりとか、フォーラム(掲示板)に参加出来たりとかします。本来なら閲覧は自由にしてもらって、発言は登録メンバーのみとかが妥当だよなと思ったんですが、スキルと時間が足らず、まずは使ってるツールのデフォルトでやってみました。携帯サイトはほんのさわりの機能しかないので今後要検討です。 物販とかもやりてぇなぁとぼんやり思ってます。 基本はプランチャー/ハッツをネタに皆さんで遊んでもらえる場を作ることですのでどうぞお気軽に。

ジロ・デ・イタリア2006 4日目: まきゅまきゅ2勝目

5月 10th, 2006

そう来なくっちゃ!!!

今日はゴール前500mからレース開始。いつの間にか4番手まで上がってきているマキュワン。前の3人は昨日の怪我でリタイアしたペタッキの弔い合戦をしたいミルラム。かわいそうにマキュワンの発射台になって沈む。そういえば一昨日もミルラムの後ろから飛び出してたぞ、マキュワン。あと150mぐらいでぐぐぐっと踏んで先頭へ。後ろにぴたっと「イタリア人ってのは本当にマリオに似てるなぁ」と思わせる金メダリストのベッティーニ。

ゴール前100mで先頭をT-Mobileのポラックと競るマキュワンの後ろでクイックステップのベッティーニが閉じ込められ、行き場をなくして失速。ポラックも踏み切れず、マキュワンがまたしても両手を挙げてゴール!!!! ベッティーニは踏みなおして追ったものの2位、ポラックは3位。ハンドルをたたきつけて悔しがり、ベッティーニもあきらめたように両手を広げる。

いいねぇ。ゴール前3kmぐらいのとこまでは姿も見えなかったのに、やっぱりラスト1Kmでは主役だぜ。でも4日目で2勝して、総合で10位以内にも居ないってのはどういうわけだ。昨日の山とも言えない山で10分ぐらい遅れたのか?? それはそれでまきゅまきゅらしくて良いけどね。

まきゅわん公式ページのトップ画像は一昨日のゴールシーンになってた。後ろで悔しがるベッティーニ、ポラック、ペタッキの目の前で勝利のポーズ。むふふふふ。いいねぇ。