まず、この名前がいかん。
Mobile Number Portability を翻訳しちゃってそのまま押し通した総務省の担当者もすごいが、これをそのまま世にひろめたマスメディアもすごい。 「これ、意味わかんねっすよ」ぐらいのコメントはしておいて貰いたかった。
「いままで使っていた番号をそのまま別のキャリアへ持っていける」ことを持ち運び、と表現しているのは判る。 が、Portableに含まれる属人性のイメージをもっと盛り込んでも良かったんじゃなかろうか。 マイナンバー制度とかさ。
顧客側にとってキャリア変更をするのに最も大きなコストはメールアドレスの変更だろうことは容易に想像がつく。が、これがそれほど重大なコストではないだろう事も容易に想像がつく。 携帯電話でのメールは通常、リアルで顔を合わせている人間同士が補完的なコミュニケーション手段として用いるのが大部分である。
そうでなければ、あれほど過剰なギャル文字文化やほとんど子供の遊びのような絵文字が受け入れられる理由がわからない。あの手のメールは心理的、物理的に距離がある人間には絶対出せないでしょう?
で、そうであればメールアドレスを伝えるべき相手はおおむね生活圏内にいるわけだから顔をあわせたときに伝えりゃいいじゃん、となるわけだ。
そうすると、結局MNPが終わってもそんなにシェアって異動してねぇんじゃねぇのかという気がする。
というわけで今回のMNPは写メール、着うたに続く業界がらみの一大マーケティングキャンペーンに見えないでもない。この機会に古い端末と料金プランを一掃して定額制とコンテンツがオープンプラットフォームの上に乗っかった成長モデルを展開しよーぜ、と。
あれ? じゃぁ、やっぱり勝つのはAUか? いや、LISMOよりナップスターの方がオープンだ。ドコモだな。 Yahooは囲い込みモデルに見えてしょうがないので、ちょっと心配。 カテゴリと検索エンジンに徹すれば参加者が増えて勝機が見えると思うんだけどな。