Archive for 2006年11月

知性のコモディティ化

11月 5th, 2006

姉のブログにコメントしたテーマだが、コメント欄で展開するには文章の量が大きくなりすぎるなぁ、ということで自分のとこで語ることにした。

「デスノート(少年ジャンプに連載されてた、テクノスリラー系SF漫画)とトマスピンチョンが知性の点でそれほど差がないので、知性はコモディティ化している」というコメントを、姉のブログにしたのだ。 まずはこのテーゼを前後半に分解する。

「デスノートとトマスピンチョンが知性の点でそれほど差がない」 ので 「知性はコモディティ化している」

となる。

前半は、わりとどうでも良い。 「知性はパーソナルなものである」と姉もブログでコメントしているが、こうした判断はそれこそパーソナルなもので、わざわざ考えるまでもない。 あんたが、同じだと思えばおんなじなんだよ。ロックンロール。

分量が必要なのは、「知性はコモディティ化している」の方。 知性は属人的であるとともに社会の共通項でもある。こいつが、コモディティ化するのか??出来るのか??と。 ということでまずは”コモディティ”の字義を確認。

コモディティとは、日用品で、消費者がどこのメーカーが作ったものかにこだわらず、基本的な機能さえ備わっていれば購入するものです。塩、砂糖、茶碗・皿、なべなどの食器、ティシュペーパー、くし、くつべら、ビニール傘などがその例です。ブランド要素が 明確でない、他商品との機能・ベネフィットの差異を消費者が認識していないなどのためにブランド構築がされていない状態です。企業にブランド構築をする意 思がない場合、意思はあるが成功していない場合、ブランドを築きにくい製品カテゴリーであることなどがコモディティになっている要因です。

ミツエー・リンクス ブランド用語集

んー。簡単にすると「その辺にあるありふれたもので、何を買ってもたいして変わんないもの」なんだな。

元来、知性はどこから調達しても同じものでもなければ、そもそも調達コストのレベルで語れるほど、調達コストそのものが安くなかった。 例えば”プロとしての経験知”を得るためには、10-20年の修行期間が必要であって、こういう知性の調達は当然結構金がかかるのでコモディティとはいえない。調達した知性そのものも、多分に属人的要素が多く、従ってユニークであるのでコモディティではない。

「何を買っても大して変わんない」モノ=コモディティ化した知性があるとすれば、同じ入力に対しては大枠において同じ出力を返すようなものだろう。

思考実験をしてみよう。

今ここに、インド人、日本人、アメリカ人がいるとする。 この3人から、全く同じ次のような出力を得たとする。

「資産の20%はアクティブなベンチャーキャピタルでリスクマネーとして運用し、残りの80%国債を買いましょう」

おそらく、入力も同じであったはずだ。資産状況、望むリターン、これまでの運用実績etc。同じ入力から同じ出力を返したので、この3人の知性はコモディティ化した、といえるわけだ。

じゃぁ、全く違う出力が得られる可能性はどれだけあるか? 金融取引に必要なコストは下がっており、資金調達コストも同様。 情報取得コストも急降下中だ。 すべてがイコールコンディションだったら、いみじくも論理的な判断が下せるだけの”知性”であれば、同じ出力を返すのではないだろうか?

と、すれば、だ。

流通機構やITの発達によって、情報伝達・取得コストがゼロに近づくほど知性はコモディティ化する、といえる。ならば結果として、知性の結露である作品もそれが大量生産可能なメディアで表現されている限り、コモディティ化する。

テクノロジーによるコスト削減を基盤としたコモディティ化の流れは、特に知性において顕著だ、と言えるかもしれない。 WikiPediaを見たまえ。いまや、だれもが百科事典を書ける。

であれば、少年ジャンプで知性が配布されても良いではないか??  既に知性の調達コストはほぼゼロなのだから。

お金のはなし

11月 4th, 2006

近所の神社へ、酉の市のお参りに出かけた。

お参りするときのお賽銭は、自分のお金でないとご利益がない。ところが奥さん、お財布を忘れてきてしまった。なぜかそこで 「お財布持ってきたでしょ?」と僕に聞く。

“持ってきたよ”と答えると、「ハニーのお金はあたしのもの。だから、大丈夫なんだよ。」

あぁ、そうなんだ。まぁ、良いけどね。

「もちろん、あたしのお金はあたしのもの。うふふふ。」

ジャイアンになったらどうするんだ、奥さん。

私の機材

11月 4th, 2006

今月は「毎日Blogを2本以上書く」月間にすることにした。で、機材について。

まずベース本体。

Warwick Thumb (サム、と読む) Bass。以下、メーカのHP解説から引用。

サムベースは、そのテクノロジーとサウンドにより、世界の名だたる革新的なベースプレイヤーに愛されているベースです。人間の体に適応す べく人間工学に基づいた、そのエレガントかつ画期的なデザインは、世に多数の類似品を生み出すほどです。 サムベースは、厳選されたブビンガポマレ、オバンコール、そしてタイガーストライプエボニーで構成されています。ワーウィックのユニークな構造設計技術に 支えられ、これらの魅惑的な魅力を持つ素材が、楽器の安定性を高め、楽器を見事にひとつにまとめているのです。 またサムベースは、最も低いベース音においても強力なパンチ力を発揮し、決してでしゃばることのない明瞭感のある高音域との対比により、より力強く、乾い たクリヤーな響きを保つことが可能です。そしてパワフルかつ効果的な内蔵型EQにより、無限のサウンドバリエーションをお楽しみいただけますし、完璧とも 言えるピックアップのアレンジにより、常にバランスの取れたクリヤーなサウンドを実現していただけます。

なんのことやらさっぱりわからない方も多いかと思うので簡単に翻訳すると…

かっちょいいぜ。いっぱい売れたし。変な木をいっぱい使ってみたら、低音がすんごく出ちゃってさぁ。いや、高いほうも出るんだけど、ちょっと電気仕掛けでバランス取れるようにしてみた。

という感じ。

ネックは太く、広い。ウッドベースのそれに感覚としては近く、いわゆるエレクトリック楽器のものではない。例えばMTDなどと比べると違いは明らかで、MTDがよりナチュラルなフィンガリング - 特にフォームに気を使わなくてもベストな押弦位置が取れるのに対して、ワーウィックはよりトラディショナルなフィンガリングフォームを要求する。なんにせよ太いので”ぎゅっ”とネックを握りこんでしまうと、日本人の手のひらサイズでは動きが取れなくなる。

ものすごく重いボディはタイトな音の源泉となってくれるが、太いネックのせいでバランスが悪い。立って弾くときに1フレットがものすごく遠い。これに慣れるのに、私は半年かかった。

サムベース

ぶちん、ばちん、ぶりぶりっという音はソウルやファンクに最適。

ただしこれだけだと非常に音が重くなりすぎることがあるので、プリアンプで調整。

EBS MicroBass2

ベース本体にもプリは入っているんだけどねぇ。こいつはBass+Trebleの2バンドにミドルをスカッと切るスイッチのついてるAチャンネルと、50-400ぐらいでブースト/カット&ゲインコントロール+7KブーストができるBチャンネルの2系統がフットスイッチで切り替えられる。

Aチャンネルでクリア作って、Bチャンネルで歪み作ってもいいし、A+Bでタイト&クリアに作っても良い。僕は基本は後者。

ゴスペルやるときなんかは自己主張しすぎるといけないので、オーソドックスな音を足元で作っておいて曲ごとに微調整を手元でやる感じ。クワイアが盛り上がってくると低域を持ち上げてボトムを増やしてあげることでハーモニーが大きく感じられるようになるし、例えば女の子二人のデュエットだったらもっとコンテンポラリーな音でタイトにサポートする感じ。こういう調整をするにも、MicroBasssはミドルがパライコでいじれるので、うるさくなりそうなポイントをきっちりカットしておける。

もっとファンキーな音楽をやるときには、Bチャンネルで2フィンガー用の中域のファットなパンチのある音、Aチャンネルでスラップ用のドンシャリを作って、奏法ごとに切り替える。この時も微調整は手元のEQでやるけど、微調整しているヒマがないときは、逆に2フィンガーのときでもドンシャリに切り替えて音程感をはっきりさせたり出来る。

以下、セッティング。時刻はノブの位置。Aチャンネル Bass13:00, Treble13:00、BチャンネルFRQ50Hz Gain9:00、ブーストなし。 どん、ぶりっ、ぱきっとね。

ケーブルはモンスター。いろいろ使ってみたが、こいつが一番クリアかつパワフル。
例えばカナレのケーブルとかと比べると、薄皮一枚剥いだ感じで音がきれいになるし、立ち上がりや指のタッチもきちんと伝えてくれる。エフェクターを使わない生音勝負のベース弾きとしては、こういうケーブルは非常にありがたい。 高いのが玉に瑕だけどねぇ。

で、最後にチューナ。

Korg Tuner
見た目で買ってしまったKORGのチューナだが、こいつがなかなかに優れもの。アルミボディは蹴っ飛ばしても壊れないし、メーターは見やすいし、チューニングするときにミュートしてくれるし。 普段はMicroBassのエフェクトセンドからラインを分けて出しているので、音作りには一切関係ないんだけどね。

こうした機材で目指したのは「ライブな音」。素直に出て、素直に鳴る元気な音が出ていれば、成功です。

ものすごくセクシーなダイアリー

11月 3rd, 2006

ベース用のプリアンプが故障したので、御茶ノ水の楽器屋へ修理依頼に持っていった。 で、帰り道の三省堂。 ここのところ「すてきなボールペン」が欲しくて物色しているのだが、本命のボールペンではないものにガツンとやられてしまった。

黒一色のぞんざいともいえる薄手の皮表紙。 そこそこの厚みがある紙 - 程よいクリーム色が黒のカバーとの予定調和。 表紙がめくりあがらないようにするためのゴムバンドはmoleskineを特徴付けるものだそうだが、これがあれば本、書類、弁当箱でごった返す私のかばんの中でもページがヨレずにノートが生き延びてくれそうな機能美である。 パッと見の印象は、よくありそうな(そんなに高くない)使いやすそうな革表紙のノート。

こういうものに、私は弱い。
ものすごくシンプルなデザインなのだけれど、するべき努力をきちんとしている。ノートブックとして使い捨てにならないたたずまいを獲得している。どのような状況でも、このノートブックであれば「開いて書き込むこと」が楽しみになるというものだ。このたたずまいが、高級素材や職人の技ではなく「適当なものを程よく使う」バランス感で仕上げているところがまた、良い。
いろんなラインナップがあるが、まずはサイズを決める。バイブルサイズとポケットサイズが選べる。私が選んだのはこのセクシーなたたずまいを存分に堪能できるバイブルサイズだ。

バイブルサイズではダイアリーが2種、棚に並んでいた。右ページにウィークリー、左にノートという標準的なものと、1日1ページの380ページある厚めのもの。 1ページに7日を突っ込むのはなんだか忙しいような気がして、380ページのものを選ぶ。

レジで3150円を払い店を出た後に、すぐそばにあるスターバックスで奥さんとお茶をしながら、いそいそと包装を破って品を検(あらた)める。 店においてあったときにはビニールラップがされていたために手触りやページの罫線の具合などが確かめられなかったのだ。

表紙の黒皮は、予想通りのチープ&シックさ加減。 使い込むほどに味が出るタイプではなく、1年使ったらおそらく擦り切れやヨレ、割れが出る。ゴムバンドも伸びるだろう。 ん〜。 いいねぇ。 そのぐらいの「元気のなさ」のほうがリアルで好感が持てる。 そうなった状態でも、きちんとノートとしての役割を果たしてくれるだろうことを感じさせるしっかり感が、用紙にある。 いい感じだねぇ。
不満があるとすれば、2点。

  1. 巻いてある帯に書かれている「ヘミングウェイが使った伝説的なノート」なんていう無粋な煽り文句には辟易する。良い品物なのだから、使いやすい大人のノート、とだけ言ってくれれば良い。
  2. ゴムバンドが換えられるようにして欲しい。絶対ここにペンを付けるので、早いうちにびろーんとのびちゃっう気がする。それはそれでいい風情かもしれないが、実用性として惜しい。

この画像はポケットサイズ。 バイブルサイズはねぇ、もだえるぜ。 セクシーで。
MOLESKINE.jp

Moleskine Pocket Diary Daily 2007

本日最大

11月 1st, 2006

http://www.pedigree.jp/tv/default.asp

ぺディグリーCM 犬の視点編

全日空のお引越しCMも良かったが、奥さん的にはこちらの方がツボである。毎日欠かさず3回は見ているのだ。

だって、かわいいもんね。

10月分アクセス

11月 1st, 2006

惜しいところで1,000pに届かず。

大体、一日30人ぐらい来て貰って1ページづつ読んでもらっている感じですね。

桁をもう一つ上げたい気もするが、そうすると気楽に書き飛ばせなくなるんだろうなぁ。

「実践Webマーケティング」とかタイトルつけちゃうと奥さん語録とかねぇ、書けないじゃん?
11月は1500pぐらいを目指してみましょうかね。