ご存知の皆さんも多いが、私は悪筆である。 手書きの書類などは読めたものではない。 そんな私が先日購入したMoleskinの手帳と「子供向け万年筆」のペリカーノJuniorを使っているうちに、手書きが楽しくなってきた。
で「クリスマスと誕生日と、今年一年ご苦労様でした」ということで奥さんに万年筆を買ってもらいました。 ペリカン M400 Mニブ 緑縞!!
事前調査では「万年筆の王道」らしいモンブラン#149 、#146とか、「1966年にバウハウスデザインから生まれ、2000年までモデルチェンジしないことを前提にした」LAMY 2000とか、「万年筆通が最後に行き着く」ペリカン M800 とか「イタリアン・セクシー」なアウロラ オプティマ・クラッシックとかを候補に上げていた。 が、やはり相性のよしあしが「指を動かして文字を書く快楽」に大きく響くことがわかってきた。
あきれ返る奥さんを尻目に、朝10時から丸の内丸善4F万年筆売り場に到着。 店員嬢の「お出ししましょうか?」との親切なお声掛けに「いやいや、まず眺めてから」とお返しさせていただき、候補を一通り眺め倒す。所要時間40分ほど。
まず、見た目でLAMYとアウロラが脱落。 バウハウスデザインは今の私には逆にモダンすぎるように思われたし、木目調であると聞いていた軸部分がどうにもプラスティックくさい。このペンではMoleskinとのマッチングがよろしくなかろう。 逆に、アウロラはセクシーすぎて仕事の場に似合わない。 いい仕立てのシャツを要求するペンだ。 そんなに四六時中かっこつけてないので、こちらもパス。
ここまで眺め倒している段階で、だんだんと僕にとっての万年筆の存在意義みたいなものがわかってくる。書く喜びと、眺める歓びと、所有する悦びが混ざっているのだなあ、と。
で、店員嬢に残りの候補を出していただく。
勢い込んでモンブランをチェック。重い。ペンに振り回される感じがする。 これを店員嬢に伝えると、ペリカン M600 を出してくれる。 これが非常に、いい感じ。 M800も試し書きをさせてもらったが、少しペン先が柔らか過ぎるようだ。とここまでチェックしたところで銀座へ移動。
今度は伊東屋の中二階でこれまた眺め倒す。 パーカーのデュオフォールドとかパイロットなどを眺め、丸善では確認しなかったインク色なども勉強する。 そろそろ奥さんと合流だ、ということで三越に移動して地下3階の小ぢんまりした万年筆売り場を念のためにチェック。 ペリカン、モンブランがやはり2大定番であることを確認。
奥さんと合流し、食事と奥さんの用事を済ませた後、丸善へ。 この時点ではM600の中字をねだるつもりでいたのだが、再度試し書きを重ねているうちに、M400の方が書き味のバランスがいい - M600よりもほんの少しペン先が”堅い”ために、万年筆初心者の私が「サラサラ」と書くことが出来ず、筆圧をかけても文字が破綻しない - ことに気がつく。 Moleskinの手帳と並べて青縞と緑縞のどちらが映えるか、ペン先はFか、EFか、Mか… と言う具合に一つづつ詰めていき、最終的にM400 Mニブ 緑縞/Shaeffer 黒インクで決定!!
家に帰って早速色々書いて見たわけだが 、楽しいのなんの。 いい道具は、やはり人を幸せにする。
ありがとね、奥さん。 大事に使うからね。