1年前に続々と立ち上がった多くのSNSで閑古鳥が鳴いている。
Mixiかそれ以外かと言う状況で、SNSはジャンルではなくMixi(モバイルではモバゲータウン)の別名になってしまった。
WEB系サービスでは勝者は一人だけでありWinner takes allであるのは良く言われる原則だが、これはリアルワールドと違ってサービスへのアクセスにかかるコストが限りなくゼロに近いからだ。「おしゃれなショップへ行くのに3時間かかる田舎の娘さん」も「こじゃれたコンドミニアムに住む都会のお嬢さん」も同じコストでそのサービスにアクセスできる。結果としてもっともうまく状況にフィットするサービスが自然と勝ち残る。”フィット”はマイケル・E・ポーターの用語だが、決して性能、機能で優位に立っていることは意味していない。マーケティングでいうところの価格、商品、販路、宣伝といった要素の複合がうまく噛み合っている状態をつくり出せたものが、勝つのだ。ネット内でのバイラルが特に販路と宣伝においてコストを押し下げていくのは言うまでもない。
では、後発はどうやって勝てばよいのか。先発が既に成功しているジャンルであれば、そこでの要素の複合/マーケティング・ミックスは成功した先発によってベストバランスにセットされている。あるいは成功した先発のミックスがベストバランスだと捉えられ、ジャンルの経済的な生態系を構築してしまっている。こうした状況のなかではマーケティングミックスの調整では勝てない。冒頭にあげたSNSにしてもそうだが、Alternativeは相当数あるものの、ネットではアクセスコストがゼロであるからには比較に要するコストもゼロだ。比較されては、後発は勝てないのだ。比較させずに、購入/加入させるにはどうするか?? フィットを、顧客とのコンタクトポイントにおいて最適化し、コンタクトポイントを購入ポイントに換えるにはどうするか??
これまでのような「座って使うPC」、「ながらで使う携帯」(ひょっとしたら意識せずに使うゲーム機やTVも)をミックスするところに解があるのは判っている。判らないのはその世界へ至る”導線”だ。
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以前勤めていた会社の入社面接で「スタートレックのコミュニュケーターが作りたい」と言ったが、その想いはいまだ変わっていない。僕の感覚器官や知識がテクノロジーによって延長され、新しい知や協業がスムーズに織りなされていく世界を作りたい。
まだまだ、道は遠い。