Archive for 2007年9月

顧客生涯価値

9月 27th, 2007

顧客生涯価値/Customer Lifetime Value とはあるお客様と取引を初めてから終了するまでにどれぐらい設けさせてもらえるか、と云う指標である。年間取引額×収益率×取引継続年数で計算する。

以前はRFM分析/Recency, Frequency, Monetary analysis(最後に買ってもらったのはいつか、どのぐらいの頻度だったか、購入額はどれぐらいか)とか言っていた気がするが、お客様がどれぐらいの価値をもたらしてくれるのかをより直接的に算出する指標だ。

この指標の考え方の基底には顧客獲得費用/CPA(Cost Per Acquisition)と顧客維持費用(Customer Retention Cost)が5:1であるという経験則がある。この経験則を信用するならば、新規のお客様を獲得するよりも、既存のお客様に再度モノやサービスを買ってもらった方が、格段に効率が良い。であれば、あるお客様とのお取り引きを最大化するにはどのように投資するべきかを検討する指標が必要だ、ということになる。

ここからさらにOne2Oneとか顧客ではなくて個客だとかそういう議論に繋がっていくわけだ。
ロングテールなんていうのも、生涯顧客価値の観点から考えてみると面白い。ニッチなお店に分散していたお客様の購買行動をひとつの店舗で全部吸い上げて生涯顧客価値を上げていくわけだ。もちろん、新規獲得費用の負担は下がっていくので商品カタログの在庫負担も時間がたつ毎に問題にならなくなっていく。

この考え方を法人顧客に適用するためには、ニーズを的確に把握する必要がある。法人は単一の人格ではなく複数の人間が集まって方針を立てたり決定を下しているからだ。この複雑さに対して説得力をもつ提案が出来なければ、当然ながらいくら費用をかけても顧客維持は出来ない。

…とまあ久々にマーケターらしきことを書いているのは、ここ数日やっていた既存分取引の分析で平均取引期間と売り上げに大きなバラツキが有るのを発見したからだ。バラツキがあるところには、チャンスがある。取引期間が長いタイプの顧客にまずは集中してターゲティングし、つぎに取引価格が大きな顧客を年間契約などの獲得費用も維持費用も小さい形の取引に持っていければ劇的に利益が改善する可能性がある。

サンプル数が少なくてバクチになっちゃうのが玉に瑕、かな。

きくかわ、うまいじゃんか

9月 26th, 2007

以前このブログでも紹介した神田きくかわ、たまたまメッセしていたSAK.を誘って奥さんと3人で行って参りました。

神田きくかわ

んまい。
季節柄、うなぎ自体のパワーはいまいちだったけど年季の入った仕事できちんとパッケージングされていて、んまい。
例えば…

・うなぎとご飯が同じ歯ごたえになるように仕上ってる
・焦げはしてないんだけど、炭の匂いがほのかにかおる
・ご飯に吸い込まれない、ましてやお重の底に溜ってない量のタレ
・甘めなんだけど、魚の旨味の場所をきちんと開けてある

などなど、基本をこれでもかと徹底的に押さえると素晴らしく完成度が高くなるという見本のようなパッケージング。いまいちと言ってはみたものの、自前の養殖場で育てているというウナギそのものも相当にハイクォリティ。うなぎのハイシーズンに食ったら昇天するだろう。
とんがった江戸前の仕事ではないが、安心して喰える店である。あぁ、ウナギというのは川魚なんだなぁと実感させる香りと旨味もこれまた良し。甘辛い”蒲焼き”が好きな方には魚臭いかもしれないが、素材主義の私としてはこれまた悦びいっぱい。

ひいきにさせてもらう店が、増えた。以下、アクセス情報。

電話: 03-3251-1506
住所: 千代田区神田須田町1-24-2
定休: 無休
平日: 11:00 – 21:00
土曜: 11:00 – 20:00
日祝: 11:00 – 20:00

ドリルか、穴か

9月 22nd, 2007

セオドア・レビット先生曰く、「顧客が欲しいのはドリルじゃなくて穴だ」。

まったく正しい。

が、「顧客が欲しいのはバッグじゃなくてLouis Viuttonだ」というのもまた真実。

例えばいま、僕はテスト用の設備レンタルとテスト代行サービスを売ろうとしている。
この文脈に当てはめてみると…

「顧客が欲しいのはテストじゃなくて品質だ」
「顧客が欲しいのは品質じゃなくてエクスキューズのできる実施者だ」

となる。

これを、まずは達成しようと思う。

転職初日

9月 18th, 2007

つつがなく終了。
社内的には企画と呼ばれているものの、私としてはやはりマーケティングであるという意識でいる。

マーケティングと言う商売は非常に誤解と誤謬の多い職種である。広告屋だとおもっている人もいるし、市場調査屋だと思っている人も多い。「この商品にマーケティングかけてさぁ…」という文脈のときにはプロモーションを指すことが多い。

が、マーケティングとは商品を魅力あるモノとして成立させることを指していると私は思っている。
コトラー先生のスキの無い定義とかいろいろ語るネタはあるが、経験則的にはこれが一番重要かつ求められているファンクションである。これを達成するために価格設定を行ったり、ブランディングやプロモーションを行ったり、ときには製品仕様そのものを決定したりする - ”マーケティングミックスを調整する”のだ。

空回りしないようにトルクをかけていこう、と思う。

ダウンロード1,200件突破

9月 17th, 2007

いつの間にか、要件定義書サンプルのダウンロード数が1200件を越えていた。
1,000件を越えたのが8月の末だから1ヶ月程度で200件。
ほぼ平日しかダウンロードされないので、一日10件ほどづつダウンロードされたことになる。

みんなの、役に立っているといいなぁ。

そのぐらいのペースで広告もクリックされればいいのになぁ。

宅内配線

9月 17th, 2007

我が家のネット環境は、イーサネットがマンションのどこかに設置してある光/イーサコンバータからベッドルームへ引き込まれている。
サーバが設置してある僕の書斎まで、なんとか壁の中とか配線管とかつかってイーサネットを引き込めないものかとこのところ試行錯誤していたのだが、先日リフォーム屋さんに「そりゃ無理です。新築のときに中で引き回さないと。」と言われたのをきっかけに断念。

じゃぁ、ということできちんとケーブルをきれいに引き回すことにした。
まず、イーサケーブルをものすごく細い奴にする。で「ケーブルコード止め」というやつを西友で買ってきてガイドにし、ベッドルームから書斎までを引き回していく。
ケーブルが曲がる各ポイントに「ケーブルコード止め」を打ち込んで、これに通すのではなくてぐるりと一周、巻きつけて次の「ケーブルコード止め」まで引いていく。このようにすると両端でケーブルにテンションがかかっていなくても各ポイントの間でケーブルがたわまない。

ベッドルームと書斎の間を横切ったら、伝送効率のよいCAT6ケーブルにアダプタを使ってつなぎ、ルータまで持っていく。
アダプタでは無くてリピータにすれば伝送効率はあがるんだろうけれど、電気代もったいないし、これで十分。

いちおうスピード測定をしたら、有線区間で実効22Mbps出ている。無線区間で10Mbps。
まぁ、いいんじゃないの?

転職セミナー/ブログマーケティング

9月 15th, 2007

コラブロというサイトに登録していたら「転職フェアでセミナー受けて、ホテルでメシ食べませんか?」とお誘いを受けた。なるほど、これが噂のブログマーケティングかと興味津々でセミナーに伺ってきました。

転職フェアについて

ITエンジニアのための社内SE求人公開フェア

今回のフェアはリクルート・エージェント社主催で社内SEへの転職希望者をピックアップするためのイベントであるとのこと。キャリアエージェントの業態や”社内SE”市場の状況など転職希望者向けセミナーを伺う。

正直、戸惑った。

このブログのこれまでのエントリでも再三触れているが、システムやサービスを構築するための”コスト”は日々下がりつづけていて、システムの事なんか何も知らないおねーちゃん達もいまや毎日ブログをかく時代だ。そんな時代に社内SEの価値はどこにあるんだろう、と思ったわけだ。「薬屋に勤めるコンピュータ屋」や「保険屋に勤めるコンピュータ屋」になんの意味があるんだろう、と。

企業の側としては - 長期の勤務を前提とする日本企業としては – 固定費が増えたとしても社内にそうしたリソースを置いて伝統的な「社内垂直統合体制」をひきたくなるだろう事はよくわかる。

システム屋は人がコロコロ変わるし、人どころか会社もコロコロ変わる。社内で状況を押さえて差し配ができるようにしとかないと、折角つくったシステムがわかる人間がいなくなって設備投資が無駄になることもありえる。システムも以前のようにわかりにくいモノでは無くなってきたようだし、社内の部署 - そう、設備課とか施設管理課とかと同じように - 社内システム部を強化するべきじゃなかろうか…ってね。

発注側になれる、上流工程からかかわれるなどエンジニア視点からの魅力的な要素があることはわからないでは無いが、社内SEは既にエンジニアの枠をはみ出している。もし、社内SEがエンジニアとしての仕事をしているのであればそれは早晩より安いコストの手段に置き換えられていくと、僕は思う。社内SEになって、生き残ろうとするのであればSEではなくその企業にとって不可欠なスキル、ナレッジ、人脈を持った「社員」になることを目指す必要があるのではないか。

はたしてこのフェアに来場される方はそういう意識をお持ちなのだろうか。

僕は「より上流工程」というフレーズには視野の狭さを感じてしまう。工程が違ったらそれは違う職種なのに、いままでのスキルで仕事が出来る、と思っているような気がする。そこでのミスマッチが起きないように慎重なマッチングとフォローアップを心掛けていると、コンサルタントの方もおっしゃっていた。
また同席していたブロガーの方がおっしゃっていたように「企業は自社に無いものをキャリアシートに要求する」ので、より上流工程をやらせてもらえるということは今までそこは誰もやっていなかった、ということもありえる。つまり前例が無く自分で切り開いてゆかねばならない、結果として果たせず自分が不幸になるケースも十分にありえるということだ。
そういう覚悟は、どれぐらいあるんだろう。

とはいえ、来場されていらっしゃったのは20-30代前半の若手とお見受けした。であれば、いろんな状況に身を置いてもがくのも良しである。
人生にコクが出るってもんだ。あがき、艶を出せ!!

この試み-ブログマーケティング-そのものについて
例えば、このブログサイトが1日数千人単位のアクセスを持っているのであれば、「記事を書く」ことだけで価値があるけれど、私のサイトはたかだか数百である。インフルーエンスが起こるとしても「バタフライ・エフェクト」でも無い限り意味のあることにならないのではないか。それでも、私を呼ぶのはなぜか??

うっかりしたことに来場されていたブロガーさん達に日々のアクセス数などを伺うのを失念していた。ひょっとするとみなさん毎日いっぱいアクセスのあるブロガーさんで、たまたま私ごときが紛れ込んだのかもしれない。

おそらく私を呼んでくれたバズマーケティングさん、飯まで喰わせてくれたリクルートエージェントさんが何か得るモノがあるとすれば…私のサイトからのリンクと、このエントリだろう。

グループインタビューの新しい形式と考えるとより分かり易く、期待値も設定しやすいかもしれない。
通常のグループインタビューでは”その場限り”の印象で判断しなければならず、参加者の価値観もまちまちである。
ブロガーに評価させれば、そのブロガーの価値観や評価軸を過去の記事から判断することが出来る。つまり、よりワン・トゥ・ワン的な評価を、インタビューコメントにたいして行うことが出来る。

また、参加者としても会場では言えなかったコメントや後で思いついたアイデアを自分で推敲しながらまとめていくことで、当該商品やサービスに対して「評価を求められた」ことへの帳尻合わせが出来る。なんっつってもなぁ。ハイアットでランチ食わせてもらっちゃったもんなぁ。単純にご馳走様じゃなんか悪いなぁ、という自分へのエクスキューズもできる、と。

これは建前論に陥りやすいグループインタビューの欠点を補うだろう。ただし、それであればラポールの形成が行われていればより、ブロガーへの印象形成が深く行えたのでは無いか。ブロガー同士が初対面で緊張していては、そちらにエネルギーを使ってしまってうまく情報を吸い込めない。
あるいは、逆にラポールを作らないことでよりブロガーの独自性のある記事を期待しているのか。それならば、メシの時間に誰もメモを取っていなかったのもうなづける。

後で、効果とか教えてもらうことにしよう。

Treo 500v - かっこいい〜!!!

9月 13th, 2007

iphoneのどこが格好いいのか良くわかんなかった私だが、こいつは文句無く格好いい。
TreoのくせにWIndows Mobileが載っているとかはどうでもいい。この面構えを見よ!! いかにも機能集約型、子供やおねーちゃんは近よんなよ、というスパルタンなオーラを放っているではないか。
僕が在職しているときにこんなの出してくれれば良かったのに。
身も心も捧げて拡販しましたよ。ええ。
Treo 500

元記事はこちら。
Palm、iPhone対抗の「Treo 500v」を欧州で発表 – ITmedia News

Evolution のスパムフィルタ

9月 12th, 2007

これまでメーラにはThunderbirdを使っていたのだが、別のメーラも使ってみようということでUbuntuのデフォルトであるEvolutionを使っている。
Thunderbirdも悪くは無いのだが、スパムフィルタが今ひとつなのとスケジュール管理系がいまいちなので乗り換えてみようかと。

使い始めてみたら「フィルタ」とか書いてある割には一向にスパムを弾いている感じがしない。
変だなぁと思っていたのだが、プラグインを眺めていて納得。

Spamassassin を使ってジャンクなメールをフィルタリングします。このプラグインを利用するには Spamassassin がインストールされていなければなりません。

Spamassassinが入ってないとダメなのね。早速Synapticでインストールして、Evolution再起動。
おぉ。弾いている。めでたし、めでたし。

最初から入れといても、いいのにね。

死ぬこと

9月 11th, 2007

古い知合いが死んだらしい。自殺だとのこと。自分で死ぬことは「自分で自分の価値を見限る」ことだ。だから、僕は自殺は嫌いだ。

冗談言って、人を見下して、酔っ払って泣いて、嬉しそうにギター弾いていたのになぁ。
久しぶりに新宿で偶然遭ったときに、挨拶もそこそこにギターケース開いて自慢してたのになぁ。
なんで、見限らなきゃいけなかったのかなぁ。

もし、僕が自分を見限らなきゃいけなくなったとしたらと思うとぞっとする。
そんな僕が死んだことを悲しんで奥さんが泣くかと思うと、もっとぞっとする。

奴の死因が”薬物過剰摂取”とかだったら良いのにな。「ばかだね〜!!」って笑っていられる。少なくとも後ろ向きじゃない。