散歩
時差ボケで朝の6時に起き、ホテルの周辺を散歩してみた。
どうやら自販機のようだが何を売っているのか良く判らない謎の機械とか
謎の整形外科とか
カウントダウン式信号機とか
を眺めて「外国の空気」を吸い込む。
30分ほどで切り上げてホテルに帰り、朝食をとって早速お寺めぐりに出かけた。
ワット・スタット
タイは良く知られているように熱心な仏教国で、素敵なお寺がたくさんある。
まずは門前にあるでっかいブランコが目印のワット・スタットで
我が家のラッキーチャーム、ぴよこのセロリでいたずらをする。
ちなみに、門前の高さ20メートルはあろうかという巨大ブランコではその昔お坊さんをのっけてブランコのてっぺんと同じ高さになるまでブランコを揺らすという行事があったらしい。坊さんがつぎつぎと墜落して死ぬので止めになったそうだ。すごいぜ、タイ!!
お寺の中は外の喧騒とは別世界で、華やかな建築様式や磨きこまれた石材の床などが信仰心の篤さを感じさせる。
朝早かった所為か、境内には地元の方が数名お祈りに来ている程度。彼らの所作をまねてお祈りをし、少しかしこまった気になってみる。
閉まってるよ!!
で、そのままかしこまらせてくれないのがタイのエナジーだ。
ワット・スタットから王宮と一緒になっているワット・プラカーオ(エメラルド寺院)までは歩いて10分ほど。
地図でめぼしをつけ、あーでもない、こーでもないと奥さんとしゃべりながら歩いていると、前を歩いていた男性が振り返って話しかけてくる。たどたどしい英語だ。
「アンタタチハカンコーデスカ?」「ニホンカラデスカ。私、オーサカにいたことあります。」
我々がワット・プラカーオに行くのだと告げると、親切に道案内をしてくれたあと、悲しそうにこう告げる。
「残念だなぁ。今日は王宮でセレモニーがあって、閉まっているんだ。午後の1時まで開かないよ。」
「今10時半だから、ほかを廻って来たら?」
なんと!! 目的地はしまっているというではないか。しかし、今朝ホテルのフロントで聞いたときには何も言っていなかったぞ… 王宮方面に観光客の姿も見える… 怪しい…
不思議なことに、おっちゃんの英語がだんだん流暢になってくる。
「ほかを廻るんだったら、黄金寺院とか面白いよ。」
「なんだったら俺の知り合いがトゥクトゥクやってるから…」
お前も客引きかっ!! ということで彼の誘いを振り切ってワット・プラカーオへ向かう。
ワット・プラカーオ
でかくてきれい。
観光客の人ごみが無ければ、文句無くこの世の極楽といってよい絢爛豪華さだ。
ご本尊であるエメラルド製の仏像はもはやアクセントのひとつに過ぎず、寺院全体にみなぎる「もっとも豪華な寺院で無ければならない」という意思がすばらしい。
隣にあるワット・ポーへ。
ワット・ポー
でかい涅槃仏がある。どんぐらいでかいかって言うと、こんぐらい。

足だけでこれなので、あとは推して知ってくれ。
ワット・アルン
ワット・ポーの近くにある船着場から渡し舟で対岸に渡ると、ワット・アルンである。
タージマハルとまでは行かないが、こじんまりとしてきれいな寺院であり、仏像のつくりなどは奈良時代のものに近しいようだ。
奥さんはといえば、

推定斜度10,000%ぐらいの石段を手すりにたよって下りながら半泣きである。
さぁて、寺も見たし、じゃぁ午後は買い物でもするかぁ、というところでまたまた事件発生。
どっちですかね?
ワット・ポーを出てタクシーを拾う。繁華街のランドマークであるMBKショッピングセンターへ行ってくれる様、地図を見せて頼むと「判った」とのサイン。MBKまでは車で10分ほどの距離である。
車、走り出す。
いつまでも走る。
僕、手元の地図と見比べる。
運転手、まだ走る。
僕、手元の地図と見比べる。
運転手、赤信号で車を降り、後ろの車の運転手となにやら会話。
...... ち ょ っ と ま て。
どうやら、MBKショッピングセンターがどこかも知らなければ、バンコクの道もわからないらしい。
そういえば社内の写真付ライセンスプレートとは顔が違うし、変速時にシフトショックを連発するなど運転もぎこちなかった。そうか、ライセンスが取れていないから車だけ借りてカネを稼ごうとしているいんちきドライバーというわけだ。イラついた僕はとうとう、「道知ってるの?」から始まって運転手にむかって声を荒げてしまった。このまま乗っていても目的地にはつきそうに無かったのでその時点で車を降りた。70バーツになっていたメーターは本来踏み倒すべきものだが、僕ら夫婦の悪いところで50バーツだけ払った。だってドライバー貧乏そうなんだもん。
直後に拾ったタクシーのドライバーはまったく英語が通じなかったが、問題なくMBKに到着。
やれやれ、である。
MBKショッピングセンター
竹下通りが6階層重なっていると思うと判りやすい。
服飾、貴金属、電化製品、携帯電話などのショップが所狭しと並んでいる。マッサージ屋とかドリンクステーションもそこかしこにあり、ショッピングモールというよりも商店街を縦に積み上げた感じなのだ。
奥さんをスパへ放り込んでおいて、僕は商売柄見ておきたかった、携帯電話フロアへ。…これが、すごい。新品、中古、SIMを扱う店がおそらくは数百並んでいる。「Lock Free」などの文字もそこかしこに見える。おかまちゃんが店番してたり、コスチュームを来たキャンギャルがプロモーションしてたり、とにかく雑然とした中に商品が積みあがっている。
秋葉原のラジオデパートが池袋西部ぐらいの規模である、と思ってくれればほぼ正解。それが全部携帯電話屋なのだ。
端末の価格はそれほど安くは無い。モトローラのRazor3で4万ぐらいだったかな?
が、お客は引ききりなしである。おそらくは日本と同じように「パーソナルメッセージングデバイス」として普及しており、そのうちにパーソナルインターネットデバイスへ進化していくんだろう。
日本からもって行ったドコモの端末が電波を捕まえられなかったので、緊急連絡用にここで800バーツのサムスン端末を中古で購入。日本もサービスの標準化と端末の標準化が進めば、中古から新品から並べて売るようになるのかもなぁと思ったりしつつ。
で、2日目はサイアム・パラゴンのフードコートで飯食って終了。
サイアムショッピングビル群については3日目の項で。






