ドコモさんが料金改定をした。
そういえば、音楽業界にいる知人がこんなことを言っていた。
「CDとレコードって、パッケージングじゃなくて音楽というコンテンツの配送手段であって、そのコストが2,500円してたってことなんだよ。配送手段がいろいろバリエーションが出てきたときに、CDとかレコードとかの感覚で値段をつけると、当然不自然だよね。だって、コスト構造が違うんだから収益構造だって違うって考えないと。」
配送手段そのものがビジネスモデルであり、参入障壁であり、価格の決定要因だったわけだ。
デジタル化によって、音楽とかメールとか、いろんなものがものすごく低価格で配送できるようになっている。
つまり、コミュニケーションやコンテンツについてはもう手段が価格を規定することは出来なくなった、ということだ。
ついこの間までは携帯電話なんていう「高額」なアクセス単価の機械があった。
高額なゆえに参入障壁としてその「配送手段」が機能して、コンテンツ産業にあだ花が咲いたなんてこともあった。
僕もその中で飯を食わせたもらった。かなり「濡れ手に粟」だった。
しかし、今回NTTドコモがダブル定額を打ち出したことで、回線の定額化は完了し、オープンでフラットな通信環境、総務省の人たちがやりたかった環境が出来上がったといっていい。
これで「配送手段」のしがらみで業界構造が出来上がっているところは、新しい収益構造を持っているサービスや企業への太刀打ちがかなり難しくなったんじゃなかろうか。音楽業界とか。有料コンテンツプロバイダとか。システム開発屋とか。
さらにはキャズムを支える人口が、この国はどんどん減っていく一方であるので…ハイテク屋の将来はまったく持って予断を許さないわけだ。
グローバルに、アウトソースを使って、ローカルなナレッジでレバレッジして、ハイパフォーマンスなビジネスをデプロイメントすることをステークホルダーにコンビンスしないとビジネスがエマージングしないわけですよ。