CNETによればソフトバンクモバイルがフェムトセルをNECに発注したとのこと。
MFC(Mobile-Fixed Convergence)とは「どうすればモバイルではデータトラフィックを流すだけの土管屋にならずに、メールサービスとかのアプリケーションレイヤで商売が出来るようにするか」という議論だったと記憶してますが、ソフトバンクさんとしてはもうすっかり「土管は、土管だよ」という達観にたどり着いてしまったようだ。
先日のiPhoneも、サービスレイヤはアップルさんお願いしますよ、というモノだし、ソフトバンクモバイルでデータARPUが上がっているとい話もついぞ聴かない。もともと、大量のデータトラフィックを取り扱うのが苦手なキャリアでもあったので、何とかデータ流量以外のところ-破壊的な料金体系でユーザ数を増やすとか、それほどデータ流量を問わない音声通話だったら無料とか-で収益を稼がなきゃいけない事情もあったのだろうと邪推している。
そんな状況をいっぺんにひっくり返せるわけも無いのだが、ソフトバンクはモバイルを「普通のインターネット」にしてしまうことによって改めてマーケットを作り直そうとしているのだろう。で、ひっくり返ってしまえば…インターネット側で巨大なトラフィックとユーザベースを誇るYahoo!サービスを持つソフトバンクに大きな勝算が生まれることは想像に難くない。
そういう勝ち方をするのであれば、モバイルだって”フツーの土管”と割り切ってしまったほうがいろんな展開がスムーズだ。
NTTドコモさんもGoogleとの関係が深くなっていっているような気配がする。
が、その絵だとドコモさんは”土管”になってもグループの外にキャッシュが流れ出すことになる。
ならばi-Modeは死守しなきゃいけないんだけれど、今回のような、そしてドコモ自身も展開しているような「これまで使っていた以外の電波を使って通信する」ことが進んでいくならば、アプリケーションがi-Modeサービスであることの必然性はどんどん薄れていく。どちらかといえば、G-Mailとかの方が容量もたっぷりで使いやすい。
そうすると、やっぱり「コモディティとしてのインターネットサービス」を追求するところが次の10年を勝ち残るんじゃないのかな。
差別化なんか、もう古いのかも。