Archive for 2008年9月

ネット社会でのコンセンサス

9月 15th, 2008

こないだブログで書いた24,000個のスーパーボールが轟音を立てて坂を転がっていくやつとかペンキで花火をやっちゃうやつが、2年前のものであることに遅ればせながら気がついた。

で、ふと考える。

紙や電波で流行が「モード」が作られていた時代ならば、テイストや新鮮さの経年劣化はものすごく大事な要素だ。
デジタルでどっさりと積み上げられた「情報」は切り口を変えたりとかしなくても、常に「こりゃ何じゃ!新しいぞ,これ!」と叫んでくれるオーディエンスをどこかに持つことができる。
っていうのが、Web2.0のときに言っていたロングテールだ。

立ち上がった「ハイネック」の部分が紙や電波で作られていたのだとすると、そこのところの地盤沈下が首のところを低くするのかといえば、おそらくそんなことはない。
人のホルモンがサル/哺乳類である以上、よってたかって騒ぐのは必然だから、キャリアを変えてショーは続く。
どさ回りの芝居が新聞や雑誌になり、ラジオや映画からテレビになり、そしてネットになる。
少し斜に構えて、モードの伝播についての品質や効率はいっさいかわっちゃいねーんだよ、媒体が変わったとしてもクソみてぇな流行が繰り返していくのは変わりなくて、相変わらずクソみてぇな大衆が世の中を刺激的になんかしてくれやしねぇんだ、神とロックンロールは死んでるのさ、と言ってみてもそれはそれで正解なんだろう。

で、律儀な蟻のような大衆のみなさんによって集積されたデジタルな情報は何かのタイミングでひょいと復活する。モードなんか一切関係なく。で、僕のようにずれた時間軸で興奮するやつがいっぱいでてくる。ただ、こいつらはモードからは切り離されているので、その盛り上がった気持ちは虚しく空振ることも多いってわけだ。

最近、時代の空気というものが密度を失ってきているような気がする。80年代にも、90年代にもなにかしらそんな空気はあったような気がする。冷戦が終わったとか、資本主義的パワーゲームがリアルになったとか、そんな時代の方向感を決めていた”空気”があったような気がする。この空気、コンセンサスが失われてきたのがネットの所為だとは言わない。逆に、新しい伝播媒体の中で、空気を作る、コンセンサスを醸し出すような強力なリーダーシップや仕組みがまだないってことなんじゃないかな。
そうすると、チャンスはまだまだいっぱいあるってことだ。

Wow!! すげぇ素敵

9月 14th, 2008

Sony BraviaのCMシリーズ。

サンフランシスコの坂を転げ落ちる大量のボール。

ニューヨークを跳ね回るストップモーションアニメのうさぎたち。

ペンキが花火のようにグラスゴーのビルを彩っていく。

いやはや、すげぇ。CGなんか一切なしです。ぜんぶ、実写です。リアルです。
YouTubeにメイキングも載っているので、ぜひ。

久々に良いもん見たなぁ。

LIVE STRONG

9月 12th, 2008

ランス・アームストロングが「もっかいプロとして走るもんね」と宣言した。
しかも無給で、とかいってるらしい。

彼のやっているLive Strong foundationはがん患者が明るく、楽しく元気よく暮らしていくためのサポートをする財団で、とても有意義だと高い評価を、僕はしている。個人的な理由からLive Strongの趣旨にはとても共感するしもっと広まってほしいと思うので、僕も10$と小額ではあるが寄付をしたことがある。3年ほど前に黄色いゴムのブレスレットがはやったことがあるが、あれである。

でもねぇ。

ドーピングしてまで勝たなきゃいけないプレッシャーを背負って走っている選手たちに混ざって「無給」なやつが走るのはどうよ。給料はきちんと受け取って、彼自身が受け取った報酬をすべて財団に廻すような形を取ってほしいと思うんだよね。

か、自分が給料払って「Live Strong Army」とかってチームつくりゃいいんだよね。