Archive for 2008年10月

SugarCRMで件名の文字化け

10月 29th, 2008

SugarCRMといSFA/CRMツールを試していたら、キャンペーンメールの送信をすると送信者の名前とか件名とかが一定の長さ以降文字化けする。

デフォルトのままUTF-8で送っているのがいかんのかもなぁとISO-2022-JPにするべくハックを開始する。
メールを送っているのはsugarPHPMailer.phpとinclude/phpmailer.phpなのだけれど、こいつらに書いてある「UTF-8」という文字列を「ISO-2022-JP」に書き換えてもエンコードが変更されない。
なんじゃそら、と思ってよく調べるとなんか変なライブラリで固定的にUTF-8に切り換えている。
無理やり固定しているんじゃぁ、そうじゃなきゃ動かない部分がどこかにあるんだろうということでこっちのアプローチは断念。

エンコードそのものはmbstringに渡しているだけなので、まずはmbstringをアップデートしてみた。
状況変わらず。

ということで、phpmailerの最新バージョンをSourceForgeから持ってきて入れ換えると…

ビンゴ。

きれいに送れるようになりました。
携帯にメール飛ばすにはISO-2022-JPじゃないと都合が悪いので、そちらの対応もそのうちやらなきゃいけないだろうが、当面はPC向けだけなのでこれでよし。

ZED

10月 26th, 2008

奥さんのおごりで、東京ディズニーリゾートへシルク・ド・ソレイユのZEDを見に行ってきた。

僕はシルク・ド・ソレイユをみるのは2回目で、最初はラスベガスで見た「Ka」だった。ストーリーじたての中で躍動する肉体と大仕掛な舞台に心が躍ったのを覚えている。今回のZEDはストーリー性は「Kah」ほどではないけれど、出演者たちの技とファンタジーにうっとりしている間に2時間が過ぎる。すばらしかった。

スポーツは人間の肉体がどこまでできるのかの限界を示してくれる。
演劇は肉体や言語でイマジネーションの広がりを僕等に与えてくれる。
サーカスはその両方を、いっぺんに注ぎ込んでくれる。僕等は火のついたボトルでのジャグリングに手に汗をにぎったり、宙を舞う優雅な踊り子の姿にうっとりしたりしながら、子供のように夢中になっていることができる。

ショーアップされた緻密な演出 - 衣装、音楽、舞台…さらに言えば客入れのときの案内係がきちんとした敬語を喋ることまで含めて、演出の一部だ。大人を子供に還すためには上質な演出が必要なのだ。裏が透けて見えるような薄っぺらなモノでは、世の中で擦り切れた魂は計算を嗅ぎ取り途端に現実しか見えなくなってしまう。
そうした演出にのって、芸人たちの磨き抜かれたぎりぎり(と僕達には見える)の芸が思う存分、展開される。
だから、その芸は10倍にも20倍にも増幅されて僕達に届き、魂を揺するのだ…

とても、楽しかった。

Dell Inspiron Mini 9

10月 19th, 2008

を買いました。

ビックカメラの店頭で16Gのモデルを買って、WindowsとUbuntuのデュアルブートにしてみました.
あちこちで評判の悪い日本語キーボードですが、例えばAspire Oneなんかの剛性感のかけらもないへにゃへにゃキーボードなどから比べると、ストロークがちゃんとあってきっちり打ち込める点で僕としては非常に良い感じです。
ただし、やっぱりキーボードがちっちゃいのは少し打ちにくくて…たとえばそう、ミニギターを無理やり弾いている感じがします。おそらくは慣れてくればそれほど無理なくブラインドタッチができるようになるんじゃないでしょうか。プログラマの人なんかは「」がとんでもないところについているのは許せないんでしょうが、普通に文章を打つのであればそれほど問題になりません。

Ubuntuにすると最初は音が出ないとか、色々問題はありますがきびきびとブートし、軽く文章がかけるというのは非常によいことだと思います。

My Blueberry Nights

10月 13th, 2008

パリス・ルコントと並んで「切ない映画をとらせたらサイコー」な映画監督であるウォン・カーウァイが歌姫ノラ・ジョーンズを使って撮ったロードムービー、My Blueberry Nights

彼氏に振られちゃった女の子が「家に帰るのに思い切り遠回りして帰ろう」と一年近くをかけてウェイトレスをしながらアメリカを回る。女の子から彼氏の家の鍵を預けられたカフェのオーナーに手紙を書きながら。カフェのオーナーも彼女の帰りを待っている。

ウォン・カーウァイが撮るのは、表情だ。

ストーリーはスクリーンに映し出される役者の表情を味わうための伏線でしかなく、僕はひたすらに戸惑い、興奮し、絶望し、立ち直るニンゲンのカオに魅了される。歌い手であるノラ・ジョーンズが演技の勉強をしたことがあるのかどうかは知らないが、ウォン・カーウァイのこのようなアプローチによって自然で素朴な表情を見せ、映画にフレッシュな印象を与えている。ジュード・ロウも普段のような優男、色男だけではなく、息をし汗をかき毎日ひげを剃るリアルな人間としての印象を伝えてくる。

だからラストシーンでのハッピーエンドが物足りない。

ノラ・ジョーンズが道中で巡り会ったのは主に悲劇で、彼女は傍観者/通過者ではあるけれど悲しみを分け合っている。
ジュード・ロウも自分の過去と向き合い、気持ちに区切りをつけ、ノラ・ジョーンズを迎えている。
であれば、ケーキを食べて眠り込む以外になにかすることがありそうなものだ。

あるいは、そのような具体性を求めてしまうのは世の中にもまれすぎたおっさんの野暮なのかもしれない。そのまま、甘いおとぎ話として味わうべきなのかもしれない。

The Gospel

10月 13th, 2008

ゴスペルコンサートのドキュメンタリーだと勘違いして借りてきた、THE GOSPEL。だってさ、コピーが”ヨランダ・アダムスほかゴスペル界の大御所が集結した感動のゴスペル映画『ゴスペル』”ですよ。パフォーマーが主役だと思うじゃないですか。

中身は非常に聖書/教会的なお説教ストーリーにコンテンポラリーゴスペルが少しまぶされている感じ。
教会の牧師として自分の思うとおりに物事を進めたい「息子1」とR&Bシンガーとして成功したんだけど、死んだオヤジが作った教会を「息子1」に思い通りにされるのが癪に障る「息子2」が、何だかんだと衝突しつつ「そんなの小さいよね!! 完璧な人や組織は無いよ!! 完璧なのは神だけだ!! さぁ、一緒に祈ろう、そしてあしたもがんばろう!!」と大団円な話。

浪花節が好きな僕はすこしはホロッとくるけれど、黒人ではなく教会へ行く文化も持っていないので今ひとつ、リアリティがない。「創価学会での教区内争いを池田大作がうまくさばいた」っていうのとおっつかっつに見える。アメリカ人とか、創価学会の人とか、教区運営が身近な毎日の問題として感じられる人たちにとってはこの大団円は響くんだろうけどね。

UbuntuでiPodへ動画を変換して入れる

10月 13th, 2008

奥さんのiPod Nano 4Gに短い動画を入れてあげようと思って、軽い気持ちで作業を始めたらけっこうな労力を使ってしまった。

まず私が使っているUbuntu8.04ではデフォルトの状態でh264とかaacといった、iPodに入れるための動画/音声コーデックが入っていない。
Synapticなどのパッケージマネージャで簡単にインストールできるかと思いきや、どうやらライセンスの問題か何かで、ソースから持ってきて作業し、さらに変換プログラムの本体であるffmpegも最新版を設定してコンパイルしなきゃいかん。ただ、devパッケージはパッケージマネージャで持ってきてよろしい…らしい。

sudo apt-get install quilt libsdl1.2-dev libogg-dev libvorbis-dev liba52-dev libdts-dev libimlib2-dev texi2html libraw1394-dev libdc1394-13-dev libtheora-dev libgsm1-dev liblame-dev libxvidcore4-dev libfaac-dev libfaad2-dev

コンパイル用のツールもデフォルトでは入っていないので、持ってきておく。

sudo apt-get install automake libtool

まずはh264コーデックを入れる。yasmが入ってないとビルドできないのでまずそっちから。h264はスナップショットから最新パッケージを持ってきた。

wget http://www.tortall.net/projects/yasm/releases/yasm-0.7.1.tar.gz
tar zxvf yasm-0.7.1.tar.gz
cd yasm-0.7.1/
./configure
make
sudo make install

wget http://downloads.videolan.org/pub/videolan/x264/snapshots/x264-snapshot-20081012-2245.tar.bz2
tar jxvf x264-snapshot-20081011-2245.tar.bz2
cd x264-snapshot-20081011-2245/
./configure –enable-pthread –enable-shared
make
sudo make install

MP3とかaacとかaadとかxvidも同様にして入れていく。

順次、コーデックを入れていく。
MP3

wget wget http://nchc.dl.sourceforge.net/sourceforge/lame/lame-3.97.tar.gz
tar zxvf lame-3.97.tar.gz
cd lame-3.97/
./configure
make
sudo make install

AAD

wget http://yosiwo.lowtech.ne.jp/app/faad2-15092004.tar.gz
mkdir faad2
mv ./faad2-15092004.tar.gz ./faad2
cd faad2
tar xvzf ./faad2-15092004.tar.gz

faadとfaacはconfigure.inを少し修正する。ググって調べると結構前からこの変更が必要なようなので、環境によってはこの変更がなくてもビルドが通るのかもしれない。

diff configure.in configure.in.ORG
 10c10
 < AC_DEFUN([MY_DEFINE], [ AC_DEFINE($1, 1, [define if needed]) ])
 ---
 > AC_DEFUN(MY_DEFINE, [ AC_DEFINE($1, 1, [define if needed]) ])

AADはソースも一ヶ所修正が必要だった。

diff ./common/mp4ff/mp4ff.c ./common/mp4ff/mp4ff.c~
103c103
< void mp4ff_track_add(mp4ff_t *f)
---
> static void mp4ff_track_add(mp4ff_t *f)

修正したら、プリコンパイラかけて、ビルド。

sh bootstrap
./configure
make
sudo make install

AAC

wget http://yosiwo.lowtech.ne.jp/app/faac-18102004.tar.gz
tar zxvf faac-18102004.tar.gz
cd faac

AACでもconfigure.inを修正。

diff configure.in configure.in.ORG
 10c10
 < AC_DEFUN([MY_DEFINE], [ AC_DEFINE($1, 1, [define if needed]) ])
 ---
 > AC_DEFUN(MY_DEFINE, [ AC_DEFINE($1, 1, [define if needed]) ])

あとは同様に。

sh ./bootstrap
./configure
make
sudo make install

xVid

wget http://downloads.xvid.org/downloads/xvidcore-1.1.0.tar.gz
tar zxvf xvidcore-1.1.0.tar.gz
cd xvidcore-1.1.0/build/generic/
./configure
make
sudo make install

コーデックがここまで入ったら、本体ffmpegをsubversionでソース持ってきてインストール。

sudo apt-get install subversion
sudo apt-get build-dep ffmpeg
svn checkout svn://svn.mplayerhq.hu/ffmpeg/trunk ffmpeg
cd ffmpeg/

Configureの設定はお好みで、だがこれぐらい入っていれば困ることはないだろう。
–prefixはインストールディレクトリの指定…だと思うんだけど、ubuntuでパッケージマネージャを使っていれたffmpegは/usr/binに入っている。混乱するのが嫌だったらあらかじめそちらは抜いておいた方がいいだろう。

./configure –enable-gpl –enable-nonfree –enable-postproc –enable-swscale –enable-pthreads –enable-libvorbis –enable-libtheora –enable-libmp3lame –enable-libfaac –enable-libfaad –enable-libxvid –enable-libx264 –enable-shared –disable-debug –prefix=/usr/local
make
make install
sudo ldconfig

最後のldonfigでは、ライブラリファイルとのリンクをとってくれているらしい。これをやらないとライブラリが見つからないと怒られる。
無事にコンパイルできたら、ipod用に変換。この設定だとちょっと音声がリッチ。

ffmpeg -i SOURCE.avi -r 29.97 -vcodec libx264 -s 160×120 -aspect 4:3 -flags +loop -cmp +chroma -deblockalpha 0 -deblockbeta 0 -b 300k -maxrate 500k -bufsize 1M -bt 128k -refs 1 -coder 0g -me_range 16 -subq 7 -partitions +parti4x4+parti8x8+partp8x8 -g 250 -keyint_min 25 -level 30 -qmin 10 -qmax 51 -qcomp 0.6 -trellis 2 -sc_threshold 40 -i_qfactor 0.71 -acodec libfaac -ab 80k -ar 48000 -ac 2 TARGET.mp4

ファイルができたらAmarokを使ってiPodへ入れる。MP3と同じようにライブラリに登録し、転送するだけだ…とおもったら何とAmarokでNanoが認識されない。つなぐと/media/disk/というところへマウントされ、これだとAmarokがIpodだと思ってくれない。
じゃぁっていうのでプロパティウィンドウからマウントポイントを/media/nyanoと指定すると「/が入っているようなポイントにはマウントできない」とか言いやがる。
ターミナルにgconf-editorと打ち込んで設定エディタを立ち上げ、system>storage>drives>_org_freedesktop_Hal_devices_storage_serial_Apple_iPod_(識別子が入る)にあるマウントポイントに「Nyano」と入れると、/media/nyanoにマウントされ、Amarokでも見えるようになる。

きっちり、半日かかったぜ。

ジャパンカップはツール・ド・フランスじゃない

10月 12th, 2008

自転車レースのジャパンカップが今月25日に栃木県で開催される。
自転車レースファンの端くれとしては、やはり気になるわけで公式WEBサイトで出場メンバーの確認などしてしまう。

リクイガス、クイックステップが来るのはいいなぁ。日本の選手達とかは普段表に出てこないし多分勝てないけど彼我の差を感じられるのって悪いことじゃないからコテンパンにやられてみるのもいい経験だよなぁ…などと勝手なことを考えながらページを眺めていた。

しかし、このWEBを作った奴は「ツール・ド・フランスでなければレースではない」と思っているようで気に入らない。
腹が立ったのが以下の記述だ。

「まさにツール・ド・フランスの山岳ステージにいる雰囲気が味わえる。」

なんだよそれ。
俺たちが楽しみにしているのはジャパンカップで、10Km周回のクリテリウム、ワンデーレースだぜ。20Kmの上りがある、3週間のステージレースとは全然違うでしょうに。800mレースでマラソンの雰囲気が味わえるとか言っているようなものだ。

ジャパンカップの魅力を伝えるのではなく、皆が知っているツール・ド・フランスを引き合いに出してあたかもその一部であるかのような伝え方は…しかもジャパンカップ自身がそのように伝えるのは、自らを貶めているように思える。
ジャパンカップはヨーロッパのレースの劣化コピーではなく、日本で行われる数少ないトップカテゴリのレースであることを正しく伝えて欲しい。

Sam Moore!!!

10月 4th, 2008

東京Jazz2008にSam Mooreが出てた番組を見ちゃった。

Sam&Daveを初めて聴いたのは高校生の時で、格好良さにやられちゃって、ソウルマンのリフを格好良く弾けるように練習していたのを覚えている。で、このじいさんはもう70を越えてるはずなんだが、未だにソウルマンなんである。
スライがよれよれになっちゃってたのに比べて、脂ぎってるぐらいの元気のよさ。

何回も何回も、40年近く歌ってきた「ソウルマン」を、きちんとショーアップしてやりやがるのである。

フォープレイ+デビッド・サンボーンとジャコの曲でジャムなんかしやがって、ごりごりのよれてんだかちゃんとしてんだかよくわかんないスキャットをかましやがるんである。ラリー・カールトンのセンシティブなインロビゼーションも、ネイザン・イーストのタイトでステディなベースプレイも全部霞んじゃうんである。

じじい、いい加減に後進に道をゆずらねぇと嫌われるぞ。