このサイトのショップはXoopsのモジュールで簡単に組み込めることもあってZenCartで作っているのだが、友人のEC/ブログサイトを作るのにSorceForge.net の2008年度ベスト・プロジェクトに選ばれたMagentoを使ってみた。
成果は近日公開できると思うけれど、まずは簡単に印象を述べてみる。
多層構造による圧倒的な自由度でページ構築が可能
Magentoで特徴的なのは、やはりデザイン・処理・コンテンツがそれぞれ独立して管理出きることだ。
これを実現するためにテーマ、テンプレート、CSSという3層構造でサイトを組み上げていける。
さらにサイト、ストア、ストアビューと3つの概念を持つことで例えば複数言語への対応が簡単に出来る。
これはいわゆる企業サイトではそれほど有利性は無いのだけれど、ショップサイトを作るとなったときは非常に大きなアドバンテージをもたらす。
ひとつには、商品の特性に合わせてカテゴリごとにページの構成を自由に変更することが出来る。
例えばラクシャリーブランドものであれば大きなウォールペーパーでブランド想起を補完しながら、商品それぞれの表示には仕様情報のようなものはそれほど不要だろう。が、同じブランドであっても小物系であれば品数を多く見せたいかも知れない。さらには言語によってレイアウトを変えたいかも知れない。Magentoでは、先に上げた3×3の層概念でほぼ完全にこうした要素を管理することが出来る。作成することが出来る、と言う観点では他のECソフトでも十分できるが、管理できるというのはすごい。デザインの仕込みが良ければ、ショップの店長さんが他のソフトを使っているショップに比べて圧倒的に柔軟で自由にショップを管理していけるだろう。
また、構成の自由度はコンバージョンレートを上げていくための試行錯誤にも有効だ。
きちんとレイヤリングされているので、ページ内でのコンテンツ配置をそれぞれ試して最適解を見つけていくようなオペレーションにも適している。
最新のECソフト
特別価格の期間付き適用、商品画像のクロースアップ、特別組み合わせ価格の適用、ページデザイン適用期日の指定など今時のECサイトが欲しいだろう機能があらかじめ一通り揃っている。
先に上げたデザインの自由度と合わせて、価格や商品構成その物の自由度も非常に高いことになる。
言うまでもないことだがこれはショップの戦闘力を大幅に引きあげる。
ZenCartでもこうしたことは出来るが、デフォルトではない。(不勉強かも。間違ってたら指摘して。)
でもちょっと敷居が高い
SQLにしてもPHPにしても要求する要件がちょっと、高い。それはまぁ何とかなるとしても、デザインをきちんと作りこもうとすると、かなり大変。テンプレート、CSS、PHP処理を行ったり来たりしなきゃいけない。
静的ページの造り込み画面では素っ気ないテキスト入力画面でちまちまとHTMLを打たなきゃいけない。
WYGIWYSなエディタがついていないことで導入をためらうショップ店長もいるかもしれない。
総合的に見れば、今触っておくべきオープンソースのNo.1だろう。
友人のサイトでは、これにWordpressを組み合わせて情報ページの入力エディタとして使用するつもりでいる。個人商店向けショップサイトとしてはかなり良い具合にまとまりそうな気がしている。