常識的には、逆でなければならない。
マーケットのデマンドが商品開発の出発点であるなんていうコメントが吐けるのは、恵まれた環境にいるといわざるを得ない。そのように考えることは大事だし、そのようなオプションは持っていてしかるべきだけれど、例えば「飲料」なんていう商品はその商品仕様の多くの部分を販路の形に拠っている。缶コーヒーのサイズを400mlにしてほしい人が多いなんていうマーケットデマンドがあったとしても、これに対応するには輸送機関と自販機を改造しなきゃいけないから商品が成立しない、なんていうことがありえる。
既にあるものをどれだけうまく使ってやっていくか、という考え方を「Resource Best View」と言ったりもする。
マイケル・ポーターが言うところの[フィット]はRBVとは勿論矛盾しないが、フィットを求めずにRBVのみを追求している運営体はそこらへんにごろごろしている。
中間管理職をやってると、フィットよりはRBVこそが明日につながる着実な方法である、とも思えてくる。
往々にしてフィットするリソースは手に入らないからだ。
が、現実的にはフィットしないものは淘汰される。生き残るものはどこかのセグメントにフィットしているのである。
既にP/Lが成立しているビジネスであれば、セグメントの切りなおしを仕掛ける奴がいない限りはRVBを追求すればよいのも確かだ。
P/Lが成立していない状況下で、新規リソースの追加ができず、RBV的視点でフィットを実現しなきゃいけない。
そういうのをやらなきゃいけないのが不況というモノなのだろう。
ストレスたまるぜ。